Track by風
夕日が線路に向かって沈む頃 疲れた足どり急がせていたのは 君のあたたかな言葉を 知っていたからだろう 許しあえた心が崩れた部屋に 残されてたのは 小さな合鍵ひとつ テーブルクロスに薄く残るシミは 二人が暮らした僕への忘れ物 時が行けばなれてしまう それに気付いていれば それは過ぎた二人の終わりに書いた あとがきにもにて 淋しくなるだけ 今も振り返ればあの頃は 僕の後ろで暮らしていたのさ 君は