水飛沫 跳ねる レインブーツ あなたの許へ帰るわ 三度目の春を越えて もう夏は呼んでるのに 六月の長雨に気持ちまで 流れてしまったの? 新しいことを始めても すぐ飽きが来てしまうわ 五月病でもいいわ 梅雨前線が来る前の あなたの腕の中は今でも きっとあたたかい 忘れたわけじゃないでしょう 一つの傘 緑道の紫陽花 あれだけ輝いていた花の露も 一人ぼっちじゃ寂しいだけだから 水飛沫 跳ねる レインブーツ あなたの許へ帰るわ 何処で間違ってきたの? こんな雨雲 気付かずに 何時から溜め込んでいたの? あなたの本音を全身に浴びて わたしは風邪を引いたみたいに とても冷たい 忘れたわけじゃないでしょう 一つの傘 緑道の紫陽花 あれだけ輝いていた花の露も 一人ぼっちじゃ寂しいだけだから 水飛沫 跳ねる レインブーツ あなたの許へ帰るわ