日暮れ時に 愛を告げると そのさきに 別れが待っていると いつかきいた そんな言葉を ぼんやりとわたし 想い出してた あなたが今 何か話している つらそうに 視線をそらしながら わたしをかこむ風景が めまいのように ゆらめいた 熱を出してるプラタナス 聴こえない どんな声も これからさき あなたのいない長い日々 がらんと広がる空 はがれて落ちた ポスターのように わたしの夢も色あせ ころがる 琥珀色の夕焼けが わたしをじっと見つめている わたしの髪の先までも 焼きつくす 炎の色 たそがれに 時は止まり もう二度と 夜は来ない