春に溺れた4月のこと 靴の紐すら結べない すれ違う人の言葉の中を覗いて さみしいふり ガラスの靴もカボチャの馬車も なんだか私に似合わなくて 全部まるめて捨てたつもりなのに 後ろ髪、ひかれてる。 「あー 神様 私いま、 宇宙が見えた。」 悲しさとか疚しさとか 全てが浮かんで消えていってさ 春を恐れたわたしのこと あなたは笑って誤魔化すから 嘘もつけないなんて不幸だと 茶化してゆれている 桜の花をほうきで掃いて 終わるのは季節だけかな 「あー 神様 わたしいま 変わっていくの。」 悲しさとか切なさすら 全て切りとって いってしまうだけ 「あー神様 私いま 宇宙が見えた!」 春の風にさらわれても 理由でいたいだけ 触れない影のこと追いかけてる 変われたかな 変われるかな 私はさまよって いたいだけ!