刻の雰囲気に抗えぬまま 機械仕掛けの単調な日々 今思えばほんの少しずつ 気づかないまま堕落し続けた 高湿度の脳の奥底に 棲み着いた毒蜘蛛の糸が 粘着質のブドウ糖液を 隅々まで垂れ流してきた 失うモノなど もう何も無いと ならば誰にも 囚われることも無い 言われるままに 妄想に飛び込んだ クリック1つだけ 楽園は開かれる きっと誰からも 認められないのだから せめて僅かでも 自己陶酔の糧を 僅かな瞬間の 極彩色の景色 たった数回で 旅立ちは幕を閉じた けれど心には 空虚な達成感 ようやく生き物らしく なれた気がしてた もう一度一度だけ あの白昼夢を 足掻きの中で見た 歪んだ拠り所 もっと強く強く その中に戻りたい 雑音が響いても 高速感の中で 向こうが暗闇で 腐臭が漂っても もはやここが全て もう戻る気もない
