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上昇していく心拍に ほんとうの声を報せて もっと近くで愛撫して もっと近くで壊して ぼくらを乗せた飛行船は 無垢に冷えて 日常に背を向けた いつかの夕焼けの空 上空にあいた穴から 楽観な昼を盗んで そっと近くで遠ざけて そっと近くで吹き消して ぼくらを未完成のまま抱いた この球(セカイ)は 産声を手にかけて 消息を断ち続けている 揺れるほうへそっと 触れるほうへもっと 簡単に畏怖は腐って 鈍感になって逝くなら 無言のままサヨナラ ぼくら奔走していた