明日は晴れても虹は見えないよ 君の心が晴れない限りは 明日はくもりだね 一週間前までは晴れだったのに でも、 君と会った日を思い返してみれば どんな予報でも 晴れになっているから 夕方には晴れるのかな 君の心の壁の分厚さは まるで今の分厚い雲に覆われた 空みたいで いつも世界を照らしてくれる光も 今の君の気持ちまで届かなさそう。 一番近くで見てきた僕は君に 何をしてあげられるのかな 近くにいるくせに覗けない気持ち 明日は晴れても虹は見えないよ 君の心が晴れてくれるまで 今日は寄り添うよ 昨日は晴れだったよ きっと君の心も晴れだろうと 思っていつもと変わらない 態度で話しかけても うつむいたままで 「大丈夫?」 と言っても頷くだけで。 「でも、気づいてるよ、 辛いことを抱え 込んじゃっているの。 こんな僕でもいいなら 君の心が晴れるまで寄り添うよ」 それがせめてもの救いってことを 知っているから。 一番近くで見てきたからこそ僕は 君の心をそっと抱きしめるんだ 『明日は晴れたら虹が 見えそうだね』 君の心は晴れているからさ 僕が指差す方に 君と見ている虹