底の見えない川の両岸で 行き先が同じなら道端の花を抱いて それが手のひらから花びらを 落として枯れるまで 歩き続ければいいだろう いいだろう? 月を目指したトンボの骸が 黒い川面をゆらゆら漂う 僕にはそれがアドベンチャーに 君には安らぎに見えるのでしょう 底の見えない川の両岸で 行き先が同じなら道端の花を抱いて それが手のひらから花びらを 落として枯れるまで 歩き続ければいいだろう 捨ててしまったんだよ 月が照らしたトンボの骸が 黒い川面をゆらゆら漂う 僕にはそれがアドベンチャーに 君が生まれるずっと前からいたんだ 決められた距離を 決められたリズムで僕らを運ぶ たくさんの夢見人を 乗せてまた現実人を降ろす ママチャリカゴに 目一杯の氷を詰め込んだなら 窓を開ければ 朝日がまぶしく差し込むからさ 月を目指したトンボの骸が 黒い川面をゆらゆら漂う 僕にはそれがアドベンチャーに 君には安らぎに見えるのでしょう