次の朝には過去も自我も忘れ去って 見下ろす側に生まれ変われたら… 聞き飽きた応援歌 背中押すのは屋上か 駅のホームでいい また夜が来た 「明日からは頑張ろう」 と誓っているのに 鼓動がうるさい 効きすぎた薬が眠らせるのは 体より心と知った 廃 暗いままの早朝 廃 芝居じみた衝動 廃 不買的同情 廃 弱い僕は… 地獄行きが決められた今も死ぬのは 怖い 舌を抜かれ 身を裂かれ 迫る業火に… せめてこの醜さが 誰かの役に立ったなら 来世に期待をして死に場所を 探すのにね 危機感が薄れる 「これじゃダメだ」 と僅かには思えているのに 廃 暗いままの早朝 廃 芝居じみた衝動 廃 不買的同情 廃 弱い僕は… 地獄行きが決められた今も死ぬのは 怖い 舌を抜かれ 身を裂かれ 迫る業火に… 産まれ落ち、泣き喚く それだけで愛されたのは 希望も持てない未来を 憐れんだから? 今思えば、 君だけが背を向けず居てくれた 「強くなる」 その嘘に気付きながらも せめてこの醜さで誰かを 救えていたなら 来世に期待をして僕は “僕” を殺そう