肌を刺す夜明けの風が 薄手のコートを靡かせて 袖口を摘む右手が曖昧な距離を 詰めた そして「おはよう」 「またね」を重ね 癖や表情 新しい君を知って 僕の呼吸を 整える様に包んでくれていた まるで打ち切りになった ドラマの様な終わり エンディングテーマすら流れない 気の利いた台詞で引き止められたら 「さよなら」も「またね」 のままで過ごせたのかな 何食べよう? 次は何処行こう? 一人じゃ何も決められない そんな君だから“迷い”も 分け合える 思い込んで それが只の自惚れと知り 悪い予感 手遅れだと悟り 君の明日を描く シナリオに僕との明日は来ない ー傍にあると気付けず、 無くなれば苦しいー ありがちなフレーズで歌うよ その酸素みたいな優しさに僕は付け 込んでは 本音ひとつも引き出せずに いつか「おはよう」 「またね」の声も 笑顔 香り 抱き締めた温度も 季節越える毎に少しずつ 懐かしめるだろうか… 巡り逢えたから変わりたいと思った 君無しじゃ僕は弱虫のままで 変われない まるで打ち切りになった ドラマの様な終わり 何事も無かったかの様に 乾いた空へ吐く溜息は白く 寒がりな君は平気か考えてしまうよ 伸びた袖口見つめ
