生きていくのはつらいけど うまれたことを責めたりしないで 茎の折られた雑草のようでも 僕は生きてる ここに生きてる しあわせは自分一人じゃ 解らないから僕は歩いていた 涙は悲しいからじゃない 泣くだけ泣いたら夜明けが来るから 電車と雑踏とネオンの真ん中で 気づいてくれたよ 乾いた目の奥に 名前も知らないきみだけど 同じ都会のどこかで すれちがっていた 路肩のすみ 砂をはらい 缶コーヒーひとつで暖まろう 今日が昨日より少しでもいい日に それを思って僕らはいるんだね 何かを失くして 彷徨ってるのは同じかもしれない 男や女や愛とか 愛じゃないとかではなく ここできみに会って 歩道橋できみに会って 今日が今日でよかったと思った 生きていくのはつらいけど うまれたことを責めたりしないで 涙は悲しいからじゃない 泣くだけ泣いたら夜明けが来るから 今日が昨日より少しでもいい日に それを思って僕らはいるんだね