せっかく忘れかけてたあなたの声を ふと街の景色と共に思い出させた。 隣にいた友の声も、 街の音も聞こえないまま あのときのあの空気の あなたの声が聞こえた。 せっかく忘れかけてた あなたのしぐさ 目の前を通り過ぎた 風が思い出させた。 隣にいた友の声も、 足音も聞こえないまま あのときのあの空気の あなたがそこにいた。 背中越しに聞こえる吐息が、 泪としてあふれ出る。 「大好きだよ。」言えなかった。 そんな言葉も今じゃもう いらないから。 素直にここにいるって抱きしめて、 強く息が荒くなるくらいに。 一緒にいるときはわからなかった。 こんなに愛しいと思うなんて 思わなかった。 街行く人たちの声も、 エンジンふかしてる車も 何も聞こえないけど 後悔する自分の声だけが聞こえた。 夜空にきらめく星たちが となりいるはずもない 君の「きれいだね」 そんな言葉も流してた 照れた自分がカッコ悪くて 素直に「きれいだね」って 君の横顔見つめることもできなくて 「大好きだよ」言いたかった。 でも、そんな言葉は捨て去って 何も言わずに ぎゅっと抱きしめたかった。 あなたが愛しくてしょうがない。