長い髪が罪悪感をくすぐってくる 何度目かのサヨナラは とっくに錆びついてしまって 強い強い衝動は 倫理観をダメにして アストレアもいつしか こんな僕を見限って 「正しい」がわかればいいね それを錠剤につめこんで 飲みこむことができたなら 聞こえていたブザーもいつの間にか 鳴り止んで 吸い込まれそうな瞳に すべてを忘れた 強い強い焦燥は 冷静をエサにして アストレアもいつしか こんな僕を哀れんで 「愛おしい」に味を占めて それを功罪に組み込んで いっそう冷たく光る (あなたを永遠に 閉じ込めたいだけ) (心の部屋に 鍵をかけたなら) (二度と もう二度と 見失わぬように) (その手を) 強い強い衝動は 倫理観をついにダメにして アストレアもいつしか こんな僕を諦めて 「正しい」ができたらよかった それを後悔ともしないで 抱きしめることができたなら