寂しさはかつて 貴方を掬い上げる器のよう 余りにも遠い不条理と 余りある条理 条理 条理 数えきれない命が漂うばかりの 水面を 水面を揺蕩う旅に出よう 枯れた花を壁から吊り下げよう 命が終わっても僕らは 終わりじゃないから 街並みの人間を眺めて 有象無象と笑い合って 僕らもその一部だと気づいて 少しだけ気恥ずかしくなって どこにも行かないと約束して 足並みを揃えて何処かへ行こうか 明瞭じゃないか 明瞭じゃないか 僕の生きる意味は 数えきれない命が漂うばかりの 水面を 水面を揺蕩う旅に出よう 枯れた花を壁から吊り下げよう 命が終わっても僕らは 終わりじゃないから
