傷つくことを恐れては 言いたいことも言えずにいる 大事なことは口にせずとも 伝わるなんて思っていた 人が行き交う夜の駅で なんだか妙に寂しくなった あなたを想って想って夏が暮れる 光って散った花火のように 胸が痛んで気づいたんだ 今に夏が終わっていくこと 両手を伸ばして掴んでいた 気になっていた夜の背中 今この手に残ったのは 少しの後悔とぬるい風だ 街の明かりが消えゆくほど なぜか気持ちは落ち着いていった これから日々は寒くなっていく そのたび僕は思い出すんだ まとわりついたぬるい風や 言えず濁したあの日の言葉 あなたを想って想って夏が暮れる 光って散った花火のように 胸が痛んで気づいたんだ 今に夏が終わっていくこと 想って想って想っている 胸が痛んで気づいたんだ 今に夏が終わっていくこと 全て過去に燃えて消える 忘れられない夏の記憶