薄氷

歌詞

水鏡映る姿に 目を逸らした濁りきった季節のこと 絶え間なく降り注ぐ ノイズで見失っていた 溢した台詞は昨日と同じ 問いかけは今虚像で纏った自尊心に それでも良いただ 目を合わせられるように 想い馳せた日だって 願っていたのはただ愛されたいと まだ仮初の笑顔でしか歌えないまま 流す涙で溶けた 張り裂けそうになった言葉 隠した心に触れた 怯えるわたしを あなたは愛するように 気付かないふりをする度 目を逸らした独りきりの夜明けも 何もかも振りはらたって 譲れない何かを握ったって 溢した涙は昨日も同じ 問いかけは今虚実に迷った自尊心に 愛想笑ってただ目を 向けられるように 茜さした日だって 崩れた心でもただ愛されたいと まだ臆病な笑顔でしか 伝えられないから 例えばその眼に映るものが わたしの嘘で象る何かだとしても それで良いそれが良い あなたが傍にいるなら 流す涙で溶けた 張り裂けそうになった想いが 隠した心に触れた あなたを見ている 流した涙の理由は 今なら伝えられる気がしている 誰よりもあなたとわたしを 愛していたいから もう目を離さないで 色付いた季節に愛を望んだから