枯れた木々の真下で 震えながら飛べない君を見つけた 朝は 息も白くて 僅か残る温もり 何の偽善に駆られて あかぎれ目立つ両手、 そっと伸ばした 安易な発想で買った餌入れ付きの籠 自分の毎日も危うい僕に 命を預かる覚悟はあるのだろうか? それでも君の為に設定温度を変えた 部屋は いつもよりあたたかい 羽ばたけ 汚れた翼で 羽ばたけ 広い大空へ いつしか夢に見る程に信じて 遮る籠を解き放つ 囀る声はもう遠く 確かに寂しさはあるよ? それでも... 閉め切ったカーテンを 開けるようになった 無意識で話し掛けた 助けられたのは僕の方だよ 名前ぐらい付けてあげりゃ良かった 実際ほんの数日 処方された薬も、取り替えの包帯も まだ余っていて 覚悟していたつもりが 只の"つもり"だったね 普段と違う寝姿が教えてくれた 最後の力を振り絞り羽をバタつかせ 一瞬の安堵を与えた直後にパタリ そんな子供向けアニメのような 演出でもあれば... 求めすぎだよね、分かってる 羽ばたけ 汚れた翼で 羽ばたけ 広い大空へ いつしか夢に見る程に願って 遮る籠を解き放つ 囀る声はもう遠く 確かに聞こえなくなった 籠は閉じたまま
