ごはんが炊けたら嬉しいね 窓の日差しが優しいね 歌をうたうと楽しいね 君のあくびがうつったよ 僕らが生きる日々は むつかしいことばかり しかめる僕に君が笑う 柔らかな君の肌に 触れたらすぐに壊れてしまいそう 卵をふたつに割って落とした 茶碗の中で混ざり合う お風呂が沸いたら嬉しいね ラジオの声が優しいね お酒を飲んだら楽しいね 君の寝言が聞こえたよ 大人になれない大人たちは 傷付けあってる 心がとろける愛を知ろう 尖る言葉は君を突き刺し 脆く儚く崩れてしまいそう 世界をふたつに割ったとしても 生まれるものは悲しみだけさ 白く濁った雲の切れ間 するりと零れるオレンジ 僕は君を幸せに 僕は僕を幸せにしたい 柔らかな君の肌に 触れたらすぐに壊れてしまいそう 卵をふたつに割って落とした 茶碗の中で混ざり合う 暗闇の中で探り合う