雨振る夜は一人きり 消えてしまいそう 奇術の様に呆気なく 1・2・3で もうすぐ夜が終わる模様 愚鈍なるパレード 頭の中で歌を飼う 不毛で好かんよ 声は悲しみから 夏の前髪から 疑いを怒鳴るから 歌が割れる 洗って何度も使う内に 右/左脳に悪い水が溜まる 駄目になってしまうなら それでいーやって想う 生きる程嘘は重ばってく それでも明日を夢見て寝る 獏肥ゆる青い春 仰いだら赤い血の恥 雨降り街は唐傘小僧と河童の群れ 誰もが同じ音に舞う 1・2・3で 声は悲しみから 夏の前髪から 疑いを怒鳴るから 歌が割れる 夢で見た街を探しに行く 手段が無いから歩いて行く 無意味なんて解ってる 本当はちゃんと知ってる 化け物と夏の花火へ行く 利き腕を質屋に出しに行く 俺の夢は不味いのかい? そんな断片が残ってた 停電になってロックは死んで 雨が続く 心配事を数えて眠り 夢は見ない 笑って明日を迎えに行く 「死ぬよりマシだ」と吐き捨て行く いつか良い事あるから それが何だって想う 歌声が夜を擦り抜け行く あなたの不安を殺しに来る 駄目になってしまうなら それでいいじゃないかと笑う