安心やゆとりを MP3に変換してあの人は 二階建てのバスに乗る このまま帰るのも芸が無いと思い 白む夜を歩いて明くる日風邪をひく 歌いながら俺は行く 薄情だけが俺と行く 夢は散る 誰もが忘れた歌の中で 安心やゆとりがいつでも欲しいのに どこへでも行けるさとみすぼらしく 笑うだけ 二十何年間も同じ顔と名前 誰かさんみたいに 狂ったふりもできず 歌う俺を指して彼女は云う 思い出したら 夢みたいに嘘みたいに幻に 変わるかなぁ 歌いながら俺は行く 薄情だけが俺と行く 夢は散る 誰もが忘れた歌の中で 夢の街にバスは行く 二階建てのバスが行く 「幻によろしくな」 口先だけで俺は言う