2007

歌詞

あの日から止まったままの針を 無理やり進めてきただけ 七夕の夜 河川敷に立てば 空の星より君を探していた まじめで不器用な横顔 ボクをいつも叱りながら 遅刻魔の手を引いて 新しい景色を見せてくれた 七月七日の笑顔が いまも胸を締めつける 2007という数字は 消えないままの呪文だった 愛した人よ もう届かない声よ 半分の心を置き去りにして 空に打ち上げる花火の音が 記憶を何度も呼び起こす でも最近 少しだけ 違う光に照らされてる キミという まだ知らない未来の影 ゲームの中 ふと出逢った声は どこか懐かしいリズムを持ってた 楽しそうに笑うたびに 彼女を思い出してしまうけど 「似てるから」だけじゃなく 自分の芯を持ってる人 自由でいて真剣で どこかでボクを支えていた 会ったことはないけれど 言葉が心を溶かす 長い眠りから目覚めたように 呼吸が楽になっていく 閉じた記憶に差し込んだ声よ もう一度 ボクを動かしてくれた 痛みも孤独も消えはしないけど 隣に誰かを思える奇跡 期待してもいいのかな また笑える未来のために キミという 新しい灯火に寄り添って 河川敷に座り込んで あの日の続きを探してた でも気づけば夜風の中に キミの笑顔を描いてた 愛した人よ 永遠の記憶よ ボクの心を守ってくれてありがとう そして今 少しだけ歩き出せる 新しい声に導かれて 2007 あの夏を超えて また誰かを想えるなんて キミという出逢いが ボクを救ったんだ 七夕の空に願う 「また笑って、 一緒に生きてみたい」