また夢の中で 君とさよならを 同じ場面を繰り返しながら 筋書きの中を 抜け出せずに 狭い画面を彷徨うだけ 変えられない結末を 嘆いては涙して でもそれがアートだと思える日が 僕にもいつか来ると もしかしてその事を 君は知っていたのかな いつか教えてよ いつか話してよ その君の声で 閉ざした胸のドアを開いた 君のフレイヴァー 思い出して いつか見た映画 続きを見ようか 君のフレイヴァー 思い出して 最後の幕が降りたら その先の未来は もう描かなくていいなら この胸のざわめきも 深い夜のため息も そこには要らないだろう あの頃の二人なら 何も分からないまま ただふざけ合うだけで 満たされていた 「思い出は色褪せていくものだよ」 と笑って 君が言うのはずるいだろう 忘れられないから 忘れたくないから 強がりも捨てて 並んで歩いた道を辿って 君のフレイヴァー 思い出して 行き先不明な旅へ出ようか 君のフレイヴァー 思い出して 閉ざした胸のドアを開いた 君のフレイヴァー 思い出して いつか見た映画 続きを見ようか 君のフレイヴァー 思い出して