赤色灯、血に良く似た 色彩すべて噛み合った触媒が、 なれのはてに注ぐよ 太陽が眩しかった 最後は何も残らない、 パズルをずっとしていたね 写り込んだおばけが 余白を飛び越えて 句点に逃げた きみの栞の音聴こえていた、 響いていたよ 差し込めるようなページも無いのに 病の音、反響して、乾いていく 理由もなく、形もなく ら、ら、ら、ら、ら、 ら、ら、ら、ら、ら ら、ら、ら、ら、ら、 ら、ら、ら、ら、ら 証言台砂で満ちて、 はみ出すきみの空洞の虹彩、 瞳孔が傾き、なれのはてと目が合う 太陽と錯覚した 最後は誰も答えない、 クイズをずっとしていたね 地が終わり海の入り口まで 潜り込んだおばけが 心電図飛び越え 余白に逃げた いまもきみの鼓動の波、 震えていた、ぼやけていたよ 取り戻すような視覚も無いのに 立ち尽くした、細い足が、 仕組みをいま あふれるように、踏み潰した たどってもたどっても ふれるには遠すぎて 春の日も夏の日も秋の日も冬の日も 同じものを見よう 喜びも悲しみいたわりも苛立ちも 同じ場所に置こう 春の日も夏の日も秋の日も冬の日も 同じものを見よう いつまでも何処までも 飽きるまで、果てまで 同じことをしよう