生まれた街は 雪の降る小さな街 あの子がお母さんになるらしい 話し言葉の 抑揚にはっとして きっと嬉しくて笑うだろう 「なあんにも上手くいかねんだ」 土産話なんて 持たずとも迎え入れる When I go home When I go home 列車は僕を乗せて走る 誰かが見つけてくれるのを 待つうちに いつか正しさもくたびれる 窓の水滴拭い取る トンネルを 抜けるとそこは雪国だった When I go home When I go home 車窓は白を増して映える When I go home When I go home 日曜日のすぐ後に 土曜日を探して やりきれないその日々に 思い出忍ばせて 列車は僕を乗せて走る 車窓は白を増して映える 二、三日どうぞよろしく