~♪~ きみが波と遊んでるのを ねころびながら、ぼくは見ている 長い波が膝まで寄せるので きみは声をあげ、転びそうになる ふたりの夏がもう、 帰ってこないことを ぼくらは知ってる、 秋がおだやかなことも もしも、求めなければ ~♪~ きみの白いレースの日傘 まわしてみれば、フリルが揺れる てれくさいけど、なぜか暖かく 傘の中には若いきみがいる ふたりの暮らし、 あの心にひそむことも すべてを知ってる、 秋がやすらかなことも そうさ、ゆずりあえれば ~♪~ 鳥の形、翼ひろげて 飛び立つしぐさで、きみが誘う ぼくは靴と靴下、脱ぎすてて ふたりの影だけ、夏に歩き出す 陽射しを浴びながら、 日傘が風に揺れる ふたりの影と空、 日傘が風に揺れる ぼくらは想い出たちを、 語り出すのさ そうさ、夏のことばで ~♪…