Track byヨル
都会で死に征く 私の心は 行き交う人ゴミに投げて捨てた 蔑む瞳を恐れて 言い訳ばかり並べていた 弱さを知り、隠して 強がる事に囚われ 小さな嘘、過ちが重なる 誰かが泣いてた 微かな傷みは 静かに降り積もる雪のようで 息が出来ないのなら 嘘で塗れた殻を破って 助けて欲しい時ほど 何も言えなくなって 不器用なその姿が 愛しい 報われることのない 日々を悔やんで足を止めた 正しいことを恐れて 偽りに身を包み 小さなその身体は脆くて 手を伸ばすことさえ出来ずに 朝が来たら、また歩き出す