脆い言葉だった。 束の間は文字通りになるのさ 欠けた愛情はきめ細かな粒になる 片側で見つめ合う程、 鼓膜の奥響いていた 身体で確かめた方が 傷付かない事もある 私はまだ戸惑う様な秋の斥候 日暮から覗かせる 崩れたわ振り下ろす 斧はまだ錆びている 平行線を渡って触れはしなくても そっと静かに眠れる 温めのキスをして 何十年も経って痛みも収まって 酔えば目眩も少しは滲んでくる 穏やかに過ごして他人事。 私を貫いた光線が 眩しくて落ちていった姿 昨日よりも大胆に 手紙破り捨てるのさ 閉じた瞼を開かせようと 冷たくて鬱になったもうやめてよ。 平行線を渡って触れられはしないよ だから静かに眠れる 温めのキスをして 何十年も経って痛みも収まって 酔えば目眩も少しは滲んでくる 穏やかに 暗い部屋の中慰め、 今日もまた祈り続けて 体温はもう下がりきってしまう。 二人。 ベッドが軋む夜の中、 簡単な事を教えて いつまでも時間を超過して 耳が痛い明日が嫌だ、戻って。