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季節を巡礼して生きている 季語に縁取られた体で立っている

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  • 2023.02.01
  • 2:59
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歌詞

(借景、それからつま先に従うこと) ↪︎ 甘噛みされた無邪気な沈没を 讃えあうぜ (春風のフリして飛び乗った船?) 絹織のモーメント その破片が肺に突き刺さって、 君の喘息は少し良くなった。 ↪︎ 楕円の図書館が臨月を迎えて (気絶してた夏は まだ 幼いままの姿) 羊を攫っていく 夕闇いっぱいの比喩です。 ↪︎ 泥と山靄、 踊りと雨は相似であると知った (嗅ぎ分けると、秋) 冷たい風に吹かれて気づいた。 頬の傷、怪電波の剥製みたい。 ↪︎ 間違えて この街の全部が水に翻訳されていく 朝 (冬の一族が海に帰っていく) 聡明な食器たちに訊ねよ。 空からほろけてゆく陽の光は、 昼にはきっとまろびあう犬です。 、ひとつきごとに アーカイブを眺めて そのひとつひとつにふりがなをふる 季節はゆくせひととおりの 短編集ではなかったから せめて、 そのみなしごたちと愛称で 呼び合えたらな、って思った 季節を巡礼して生きている 季語に縁取られた体で立っている

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