歩き方を忘れた僕らは 空を見上げたまま 雨を待つ木々のように 傘を揺らして待っていた 自分の想いすら言葉にできない 今日も空に虹は見えない 雨粒の中に君を思い出して 歩く理由に気づいて 君に会いたくなる 僕の心が君の色で染まる時 夢のような幸せで この雨が上がってしまう前に 伝えさせて 「傍にいたいよ」と 傷がついたビニール傘 開けずに歩けないままで 時雨のような寒い雨は 僕と君を遠ざける まだ心は大人になれない 雨に濡れた頬は乾かない 流れていく時間の中 君が何よりも大切だと気づいて 傘を捨て君に会いに行く 僕の心が雨の音で染まる度 君の声を思い出して この雨が上がってしまう前に 伝えさせて 「君と歩いていたいよ」と 僕の心が君の色で染まる時 夢のような幸せで この雨が上がり切った時に 伝えさせて 「愛してる」と 「愛してる」と