君が良かったな、煙草に火を付けて もう終わってしまった ことを思っては 全て間違いだとしても 僕だけがずっと終われないままだ 例えば足が速かったなら 君が悲しい時に駆けつけられたかな 例えば嘘が上手かったなら 君の不安も全部騙せられたかな そんな僕らの 腑甲斐無い愛も虚しいだけで 君を想って泣けないその訳を 身の程知らずと罵られた暗い日々に 愛想を尽かしていた 自分らしく生きてって あなたらしく生きてって 明る過ぎたこの街じゃ 生きる意味も分からないな 自分らしさって何だろう 君を忘れてしまうなら この僕さえ消えてしまえばいいのに 例えば煙草が吸えたなら 君の横顔をもっと見れたかな 例えばギターが弾けたなら こんな歌も届けられたかな 例えば君が生きていたなら 有り余るこの愛を伝えられたかな 君に届かないとしても まだ少しだけ歌ってたいと思うから 自分らしく生きてって あなたらしく生きてって 君の理想になれなかった 腑甲斐無い僕は誰なんだろう この声が届くのなら 君の名を叫べるのなら ただ君と、また君と って、思い返してる