地へ堕ちた 羽ばたく事も許されず 強く藻搔いたって 強く想ったって 飛べる事は無い 見えない枷に 囚われていた ああ…ずっと気付いていた 朽ち果てたこの世界で 何を求めたって 届くことの無い声は薄れ消えて 抗うことの出来ないその引力は この世界の理だって解っていたから 甘い蜜を出して 誘われてくFalling down 騙されていたのに期待し続けた 羽根をもがれた鳥のようになって 飛べる事は無くただただ堕ちて 奪われていった ああ…こんな結末なんて 泣いたってもう戻れない たとえ抗ったって 為す術なく闇夜に誘われていく 当たり前の日常はそのまま崩れて 気付かぬうちに沈んでいった 深い奈落へ 失うことの悲しみを 誰にも言えなかった そう一人で何もかも抱えていた 朽ち果てたこの世界で 何に縋っていく? 闇の中で見えた一筋の糸は 僕をあざ笑うように 解け消えていく この世界の理なんて、 そんなものだろう