黄昏 夜の碧に消え 風に溶けた雲の残像 見慣れた空虚な世界も いつかは終わっていくんだ その時まで もし、明日が来ないのなら 鮮やかな花を描こう 未完成の色彩 乗せて 一粒のかがやいた 光 残して モノクロな日常は 退屈だ 笑顔を作ったって いつか いつか 綻び そんなはずじゃなかった、なんて 世迷言で 壊れかけているんだ 滲んだ視界 霞み多く 瞳閉じた せめて夢では… もし、明日が来ないのなら 眠るまで星を眺めよう カレイドスコープのような 虚像に魅せられていた 私は このまま 現実とかけ離れた 夢の世界は 綺麗だ 幻のようだった ああ 消えて、消えて、消えて、 消えて 途切れてしまう 静寂 映す 空碧く 溶けた 夢の残像 暗闇 紡がれ 失う もし、明日が来ないのなら 鮮やかな花を描こう 未完成の色彩でもいい 偽色に魅せられていた 夢の中一人 ああ、ずっと、ずっとこのまま 眠って