朝になって昨日はもう過去になった 手に溶かした凍てついた荒野だった 夜を待って見上げては思い出して 昼に負ったこみ上げた痛みだった ゼロになって乗り継いで イチになった どこまでだって進めるだろう 情けなくて砂浜で波になった 若くなって明け方まで話そうか 怒りになって 消えてしまうのだろうか あの日見ていた場所ならいよう それでもきっと 思い出してしまうんだ 戻れなかったからまだ きっといつか僕たちは 気づけるだろう 割りを食って過ぎてしまう真夜中も 日向になってかすれていく明け方も 始まりだったあの怒りの矛先が