どれだけ拭ってみても 溢れる悲しみのカケラ 日が沈んで昇ったら 君と会う事はないとわかっていた 緑の公衆電話 あの角にまだあった あの頃も 『時代遅れだよな』って 毎回言って笑った 街路樹が茂る時も 蝉が鳴きわめく時も 色が変わり始めてから落ちて 枝がむき出しの時も いつも一緒だった 一緒に思い出増やしてた 心の中にある写真はいつも 君が写っているんだ いつの時も いつの季節も 君を思いださせる匂い いつかはこれが大人の言う 懐かしい匂いってやつに 変わるのかな 春の日も夏の日も ケンカして また笑った 秋風も冬風も 君とならどんな風も温もり感じた 君の夢は壮大で 生きてる時間はそう無いぜ そんな事を言ってくれたから あの時自分の未来を考えた そう あの頃辺りから 離れる"時"は知っていた だけど何故だろう あまりに この日が来ると寂しいじゃねぇか もう何年後にあえる? 季節は何回終わる? 時が経てば君の事を 忘れられる日が来てしまうのかな? 震えた声に落ちる 綺麗なピンク色の小さな花びら 僕の言葉を避ける様に ただ地面に落ちて行くだけ 春の日も夏の日も ケンカして また笑った 秋風も冬風も 君とならどんな風も温もり感じた 離れる事の辛さ 離れて学ぶ事の多さ どれを捨てても君と会いたい 時間は進み待ってくれない 僕だけの時が止まった頃に 君は会いに来てくれるかな どれだけ拭ってみても 溢れる悲しみのカケラ 日が沈んで昇ったら 君と会う事はないとわかっていた