中新地にて愛を歌う

歌詞

お猿ですら恋できる場所さ 身勝手が優しく笑われる場所さ 千鳥足音頭がお似合いの場所さ トチッてもやり直したら良いのさ 暗く蹲ったって良い場所さ 宿酔と熟睡の墓場さ 呆れるほど人情の濃い場所さ あんたらと笑っていたい場所さ 嫌なことがあった時はおいで 俺も同乗した理由で向かう 嬉しいことがあった時はおいで グラス合わせてワハハ いつだって誰の場所でもないから いつだって誰もがここにいんのさ 人に嗤われる人が集う場所 孤独じゃなくなるあんたのもんさ 終いにはどこのだれかもわからん 人と友達になれちまう場所さ 挙句にはどこのだれかもわからん 人と討論しても良い場所さ ため息が煙で流れる場所さ いくつもの涙が零れた場所さ さよならと久しぶりだねの場所さ 卑しさと駄々が染み着いた場所さ 極軽率に恋できる場所さ おべんちゃらばかり磨かれる場所さ 明るまでアンタらといたい場所さ 口惜しく別れを告げる場所さ 浅く閉じ籠った時はおいで 清しこの夜をテーマに歌おう 涙枯らしたい時はおいで 肩抱き合ってワハハ いつだって誰も居場所がないから いつだって誰もがここにいんのさ 人に嗤われる人が集う場所 孤独じゃなくなるあんたのもんさ 終いにはどこのだれかもわからん 人と友達になれちまう場所さ 挙句にはどこのだれかもわからん 人と恋人になれる場所さ いつまでもここには居られないから 今だけは縋る様に笑うのだ いつか会えなくなるその時分まで 頼らなくていいその自分まで いつだって誰も居場所がないから いつだって誰もがここにいんのさ いつかアンタに居場所ができたら その話を聞かせに来ておくれ いぇい