窓際のカーテンになれたらよかった 朝焼けに照らされても 無視したまま ゆらゆら揺られている だけど 目覚ましが鳴って それで起きるよ 心に穴が空いたみたいに 欠けてしまったこの部屋でも ちゃんとね 時間になってしまう 1人きり家を出る ベルが鳴って 空いた駅が 少しずつ急ぎ出す 微睡んで 夢を見る 懐かしい声 聞こえた気がしたよ 冬でも枯れない花に なれたらよかった 褪せた思い出の中 どれだけ時間が経ったろう 胸の中の空白を抱きしめている それでいいんだよ 埋まらなくていい この部屋の形に当てはまるのは そう きっとね なんて思うよ もうずっと 僕はまた目を閉じて 眠りについて いつも 消えそうな鼻歌 思い出すよ 朝が来て また巡る 何も変わらずに 日々は続く ドーナツの穴がそこに あるみたいな 心を発明した 君はヒロインだった 1人きり家を出る ベルが鳴って 空いた駅が 少しずつ急ぎ出す ねえ 僕は生きていく 本当なんだ これはそう 君の歌だよ いつまでも 微睡んで 夢を見る さよならなんて 聞こえたような気がしたよ