その瞳覗けば 果てを知らぬドロステ 言葉の檻に囚われて 僕ら今日も啜り泣く こんな夜の淵でさえ 微か光探して 星明かりに集って 孤独らを持ち寄って 僕らはとても弱いから 頼るものもないから 自己嫌悪で暖をとる他に道は 無いのだ この惨めな僕をどうか貶して 腹が立って仕方ないって歌う頃には 忘れて 矛先を間違えて 我が寝首を切り裂く 涙なんて情けないって情けなく 意地張って 膿のやり場失くして 今日も息が詰まるな 零れたこの声を誰が聞くだろう 遠く望む空には 星々の成れの果て その遺香が鼻を突く どうかもう消えてくれ 僕らはまるで無知だから 辿る道もないから 理論武装でもなきゃ 生きていられないのだ この不憫な僕をどうか諭して 息苦しくていけないって歌う頃には 忘れて その刃先を眺めて 誰に向けるでもなく 弱音だって情けないって情けなく 繕って 明日の行き場失くして 今日も息が詰まるな 零れたこの声を誰が聞くだろう 腹が立って仕方ないって歌う頃には 笑って 矛先を間違えて 我が胸に突き立てた 言葉だってなんも無いって 情けなさも忘れて この心投げ出して 今日も息をするだけ 零れたこの声を誰が聞くだろう 溢れたこの歌を誰か 聴いてはくれないか