馬に念仏

歌詞

ああ なんも無いな縁も芸も 傾く一文無しの様だ 不毛な今日に 生きる食い扶持を欲している 巧拙のせいで こんなメイデー 恨む選民悦楽道理 平和そうに笑う眉間が歪んでいる 所望する十全なフルコース 取り留めはあったまま食べようか 目を見張って クロスの皺の一切が 無性に気になって 行く行くは完全に狂う構図 風前の灯でただ労した そうなれば当然通り 幸せは無いな 劣等と凡庸感におびえて足掻いて 憂う生が こんなにも醜いから 盲目でただ平凡で諦め黙って俯いた そんな生活を啜っていた ならばどうだ? 何が変わった? 普通で無垢な自問さえも 相変わらず どうも答えられない 思い悩んだ 末に悩んだ 夢中に口は噤んだまま 平衡を築いていく 解釈なんて傲慢でさ 成るように鳴って「名作」と言う 介錯中の老人には 伝わりはしないのに 搦め手取った表現では 芸術の価値は「信念と運」 人参食った動物がさ「念仏みたい」 と本心を言う こんなにも吐きそうで クラクラになった誰かのせいだ どうせ酷だ、 疑う為の材料一つも知らないし それならば何のため生きようか? いつも諦める手前の方だ 浪費でいい惰性に今も縋っている 群青と蛍光灯に絡んで 思い出になるせいで こんなにも虚しいから 体裁と汚されないためだけの犠牲を 使い込んだ そんな生活を呪っていた 下らないな ありはしないな 思い通りに生きる才能 そうでなけりゃどうも笑えない 思い悩んだ、何に悩んだ? 未だに口は噤んだまま 閉口が続いている 憂 爛々 這い這いとした事由 ゆらゆら 恍惚として杞憂 濃度を上げていく 劣等と凡庸感におびえて足掻いて 憂う生が こんなにも醜いから 盲目でただ平凡で諦め黙って俯いた そんな生活を啜っていた ならばどうだ? 何が選んだ? 普通で無垢な自問さえも 相変わらず 今日も答えられない 思い悩んだ 末に悩んだ 便利な呪文で言うならば 結論に気付いていく ?