水になるように 秘めて 流れるように 丸まって あたかも姿のない だけど一番星 逆さまにしたコップの こぼれない 水の謎は 飲んでみたってわからない いちばん 大切だから 雨が 激しい雨が 明日も ふる気がする なかったことにできない 実際にそこにいる 誰のことも 傷つけず ただじっとそこにいた 夢の中で話すとき 同じ言葉でよかった どこで拾ったか知らない 石を手に持つのか 咲いてくれるように 水を 日が当たるように 窓を 忘れないこと 重なって やがて透明になる 舞い散れるような 葉っぱで 根を張らなくてもいい でも 忘れないでくれる ただの 好きな気持ち 雨に 大きな雫に 耐えられなくさせたのは なかったことにできない 実際にそれはあった どこの子だって 引き連れて 弾いたこと などなかった 夢の中で話すとき 同じ言葉でよかった いつまでもそよいでいる 可愛い 葉っぱは