ぬるま湯のような人でした 彼女はそんな人でした 加減を知り得た「好き」で充たす 心地の良い人でした 片道1時間少しかけて 馬鹿だなって思いながら眠って 非常灯の灯りばかり気にして なんだか 19 歳のバランスを 守りたかったんだろうか 叫ぶべき事は幾らでも 幾らでもあったんだ 水溜りを跳ねた黒い車 路地裏で孵化して死んでく夢 「また来て」 の後の鍵の鳴る音 タイムマシンに乗って行こう 俺は タイムマシンに乗って行こう タイムマシンに乗って 彼女に会えたら何て言おう タイムマシンに乗って行こう 俺は何て言おう 毛布の代わりにしてました それはお互い様でした おもちゃの気分を知りました それもお互い様でした あの時大人に見えた彼女へ 背伸びしながら見ていた景色へ いくつか覚えた言葉を持って タイムマシンに乗って行こう 俺は タイムマシンに乗って行こう タイムマシンに乗って 彼女に会えたら何て言おう タイムマシンに乗って行こう 俺は何て言おう タイムマシンに乗って行こう 俺は タイムマシンに乗って行こう タイムマシンに乗って あの子に会えたら何て言おう 「大丈夫」って言って 幼い彼女を撫でてやろう