雨の音を部屋で聞きながら ぼんやりとしている 洗濯もの 外に干せない日が続いている 溢れた悲しみは頬を伝い 流れ落ちる なんて事もなく いつかどこかであなたが泣いていても 私もうきっと気づけないわ 辻褄合わせ ガタガタ音を立てて 生活は続いて行く 鈍い光放って 誰にも言えない秘密だとか 優しい嘘だとか そういうのを一つずつ浮かべて 川下まで見送ったあとで 思い出して寂しくなる なんてことを 全て集めてズタズタに切り刻む 終えたならきっと優しくするから 頭の中の世界から抜け出して 目が眩み立ち止まる 鈍い痛みの中で いつかどこかであなたが泣いていても 私もうきっと気づけないわ 辻褄合わせ ガタガタ音を立てて 生活は続いて行く 鈍い光放て 雨の終わりの匂いに気をとられて 水溜り踏んで濡れてしまった 頭の中の世界から抜け出して 濡れても歩き出せる 鈍い痛みの中で