失うことが人生と 悟ったように笑っている そういえばずっと足りていないもの を追いかけてきたな 終わりはいつも突然のことで ぽつねんと立ち尽くす こんな日の為 走ってきたんじゃ ない事も分かってる ほんの少しの痛みも後悔も 持って逝けぬせいで 伽藍堂になった心が 日に日に死んでいく 1時間1,000円の 暮らしを必死に守っている 明日死んでしまうかもと そう思いながら 増やしたいものは 足跡か通帳の数字なのか こんなことに思い巡らせているのは 暇だからか 大切なものがいつまでも この手には無い気がして 『馬鹿馬鹿しいよな、 分かってるよ』 正解なんて無いと ほんの少しのお金も思い出も 持って逝けぬせいで 空っぽになった掌が 雨に打たれている 月に45,000円の 暮らしに汗水垂らしていく 君はココにいないのにね なんて思いながら 君がずっと信じてた神様に 興味はないけど 君がずっと祈ってた理由が 今は分かる気がするよ こんなニヒルな思いもシニカルも 持って逝けぬならば あなたがそうしていたように 心に火を点ける 一度切りの人生の 一度切りのチャンスだと 息を切らし戦っていく 絶望と背中を合わせ なけなしの魂を 戦って必死に守っている 明日死んでしまってもそう 構わないように 少なくともそう 意地を張れるように