川辺の向こうの街 僕は誘われる 呼吸を忘れるほどに 夢を重ねてしまう あの8月の流線形に 青と赤に揺られながら 白線を跨いでいる 引力に連れて行かれる いつのまにか 飲み込んだ夜の明かり 凪いだ川を照らしている 揺れている 揺れているどこかで 吐き出した朝の行方 街は白く光りはじめ 鳴いている 鳴いている遠くで いつも通り 触れる風の粒 息を継いだ 溶けてゆくような 飲み込んだ夜の明かり 凪いだ川を照らしている 揺れている 揺れているどこかで 吐き出した朝の行方 街は白く光りはじめ 鳴いている 鳴いている遠くで いくつもの迷いは今 球体の平面を滑り落ちて 涙で目を濡らす朝に 繋がれと繋がれと願うよ
