白を纏った私をあなたは喜んだ 清廉、潔白、可憐だねと ありがとう ありがとう ねえ 私の中に何を見たの 黒い黒い黒い澄んだ色も知らず 弱さを隠すためか? 否 悲しみ散らすためか? 否 闇さえ抱いて咲きたいの ただ 白無垢ニ非ズ 鈴蘭が哂う 孤毒を蜜に溶かして飲み干せば 闇に蝶が舞う 誘われて口遊む 私を私たらしめる歌 謳うよ 月だけがそれを知っていた あなたの傘に縋りはしない 風と手を取り 雨をヴェールに スポットライトは雷がいいわ 脆さを捨てるためか? 否 背を向け逃げるためか? 否 翳りを纏って咲きたいの ただ 白無垢ニ非ズ 鈴蘭が香る 淑やかな手翻して踏み出せば 闇に蝶が舞う この生命にさあ喝采を 私が私を染め上げてく 正しく 月だけがそれを知っていた 白無垢ニ非ズ 黒い黒い黒い黒い黒い黒い 澄んだ命の形
