少女はライオンに恋をして 鋭利な牙も愛でてしまうような 歪な話を聴かせよう 春風が運ぶ冬の便り 夏空と生える秋の香り そんな不器用な言葉で 物語は進んでいく 拝啓書き出しは決まりで 継ぎ足した茶にミルクを注いで 止まること無い恋心を どのようにして伝えられたのか 今なら分かり合える? 未来から伝えられる? 事はない 鼓動も無い 音も無い 張り裂けそうだよ 心が見えるの 夜が明けるまでに 月が色を変えるまでに 戻らないと 離れないと 貴方を早く忘れないと せめてこの心に ふやけた遠い日々に 祈りを捧げて 言葉を見つけて 恋していたんだろう キミは恋していたんだろう きっと恋していたんだろう 恋していたんだろう