その足で遂には 何処まで辿りつくのか ブカブカの靴ひっかけて 束の間とドアを押した 卵の焼ける匂いと 光刺す影 無色の空 手の色が褪せてまだ尚 宝探し 続けていた 鳴り止まない水飛沫 数え切れない声の群れ 廻り重なるリズムに 当たり前な顔して忘れて 其処は今どこにもない 行先はあるみたい 土に触れて思い出して 縦横無尽につながる あの街へ着いたと 誰かの語り草には 迂闊な罠が潜むから 鼻歌で話せばいい 来た道が分からなくても 何処吹く風 ララララララ 手の先は気づけば消えて 脈拍が ひびいている