僕らはそう、 いつだって誰かと比べてしまう。 いいことなんて1つも無いのに 過去を羨んでしまう。 いつか楽になれるなんて 勝手に思い込んで。 僕らはそう、からっぽで。 中身の無い日々を過ごし、 「普通の人」を演じるのが 当たり前になっていた。 それでもあなたが切っ掛けで あの長いトンネルの 先に進めるかな。 さあ、前を向いて、風の中へ。 あなたの街へ行こう。 何も迷わず、何も言わなくていい。 ゆっくり進めばいいよ。 僕らはそう、 いくつになっても 大人になれた気がしない。 「これまで」の数えきれない 後悔を気にしてしまう。 それでも、 あなたの「これから」を 少しだけ分けて欲しい。 わがままを許して。 さあ、速度を上げ、闇の中へ。 怖がらなくていいよ。 足は止めずに。 息があがってもいい。 そこには光があるよ。 何も無くなっても、 答えが見つからなくても、 そこにあなたが居さえすれば、 何処にだって、道は続いていて、 何処にだって、ふるさとはあるよ。 そこには言葉があって、 未来があって、 心があるんだ。 さあ、顔を上げて、手を広げて、 大きく息を吸って、 もうすぐそこだよ。 トンネルを今、抜けるよ。 さあ、前を向いて、風の中へ。 あなたの街へ行こう。 何も迷わず、何も言わなくていい。 ゆっくり進めばいいよ。