イチョウの絨毯 踏みしめて歩く 五時を告げるチャイムが 街を包み込んでいった 犬の遠吠えが 重なって響く 闇夜がその幕を 開けてしまう前に帰ろう 机の上には柿が山のよう 古い時計の針が 止まったみたいに見えた 僕らは若くて 僕らは無敵で 何もかもがここにあると 勘違いしていた I need it much closer 戻らない 戻らない あの日々に I need it much closer 寄り添って 次の夜明けへと テレビの中での虚構と現実 ごちゃごちゃ交わって 別の世界みたいだ 僕らは自由で 僕らは青くて いつか来る別れなんて 頭の中に無かった I need it much closer さよならを さよならを 言わなきゃな I need it much closer あなたへと そして 僕自身に I need it much closer 戻らない 戻らない あの日々に そして夜更けへと やがて夜明けへ