太鼓ひとつ 空を打ち 胸の奥で 響き合う 静かすぎる この世界に 命が 目を醒ます 一、二、三、二、三 数えきれない衝動 揃わぬ鼓動が 胸の奥で 騒ぎ出す 刻め 乱れた拍で 正しさを 踏み越えろ 外れた音が 熱を帯び 命が踊り出す 鼓の音(ね)が 道を外れ 弦の響きが 空を裂く 整えられた 拍の外で 真実(まこと)の 音が鳴る 一、二、三、二、三 揃わない されど 止まらない 壊れかけた その一拍が いま 生きてる鼓動 叩け 蘭拍子で 正しさを 脱ぎ捨てろ 狂うほどに 響き合い 魂(こころ)が 踊り出す 名も 役も 理も 消えて 残るのは 灯と音と 剥き出しの 祈り 蘭拍子――それが答え 揃わぬ音で 繋がれ鼓動 狂った拍が 天を打ち いま 命が踊り咲く 音は消え 夜は明けても 胸の奥で まだ 鳴り続ける それが いま生きている 命の鼓動
