食べたいものが浮かんだ それがたまたま夜中だっただけ 部屋着プラスアルファで 飛び出してく 扉の向こう側へ 久しぶりにこんなにも ゆったり歩く桜並木 蕾だらけのその中に一つだけ 咲いた花を指でそっと撫でて また駆け出してく たとえ季節間違えたって 凛としてる君になりたい 心が活きてるうちが華よ どんな時だって だからその心がなびく方へ 迷わず行って 醤油ベースのスープに絡んで 燦然と輝く麺を見つめた 十分足らずの間でも 確かにこれが生き甲斐だったよ 腹一杯になりながら ひと息ついて外出たら 吹いた風から新しい季節の気配 さっきまで役立たずだった音楽が 胸を躍らせて ずっと失せていた豊かさが戻る兆し たとえ取るに足らないくらいの 些細な幸せでも良いの どうか繋いで、日々を 忘れないで、彩りを 咲いた花を指でそっと撫でて また駆け出してく たとえ季節間違えたって 凛としてる君になりたい 心が活きてるうちが華よ どうか忘れないで だからその心がなびく方へ 迷わず行って